OSCAの技術ブログ

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Transcend JetDrive 330 の購入レビュー

 愛用している MacBook Pro の内臓ストレージ容量が足りなくなったため、解決策として Transcend 製の MacBook Pro 専用のメモリーカード「JetDrive 330 (128GB)」を購入したので、ここに製品レビューを残したいと思います。

Transcend JetDrive

Transcend 社が発売している JetDrive は、MacBook 専用のストレージメモリで、MacBook のSDカードドライブに挿して利用するメモリです。

デザイン・使い勝手

 Transcend の JetDrive シリーズは「MacBook専用」と謳っているだけに、MacBook にピッタリのデザインになっています。 SDカードスロットの深さにピッタリの大きさですので、本体からの出っ張りはほぼありません。 この点が JetDrive を購入する最大の理由と言っても過言ではありません。

速度

 JetDrive のホームページによれば、読み書きは「最大読込速度:95MB/秒、最大書込速度:60MB/秒の転送速度を誇り」と記載があります。 あくまでも「最大」なので、実際にどれくらいのスピードが出ているのかを計測してみた結果が次の表です。 見ての通り、ホームページに記載されているのに近いスピードが出ていました。

Seq Read [MB/s] Seq Write [MB/s]
1回目 90.22 59.42
2回目 91.14 58.72
3回目 90.43 59.57
4回目 90.80 59.06

 さて参考までに、本体である MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015) の内臓 128GB SSD はどれくらいのスピードが出ているのかを計測してたのが次の表です。 結果はまちまちですが、すごいスピードが出ているのが分かりました。

Seq Read [MB/s] Seq Write [MB/s]
1回目 1073.x 410.4
2回目 811.9 534.7
3回目 1160.x 380.2
4回目 1084.x 355.2

 結果として、JetDrive は MacBook Pro 本体のストレージの10分の1程度の速度であることがわかりました。 実際の体感としては、小さなファイルを扱っている分には JetDrive の速度は気になりませんが、JetDrive に仮想マシンのOSイメージを保存するようにしたところ、起動時間が伸びた感じがしますが、それでもあまりストレスを感じない程度ではあります。

感想

 僕は VirtualBox の仮想マシンのイメージを配置するために利用していますが、特に今のところ不満はありません。 Windows の仮想マシンを起動しても、特に遅くは感じません。 (仮想マシンの Windows で重い処理をしないということもありますが) しかしながら、費用を考えるともう少し高速であってもいいんじゃないかとも思います。 書込みで100MB/sくらい出てくれたら納得感がある気がします。 とは言え、MacBook Pro の SD カードスロットを有効活用してストレージサイズを増やしたい場合は、JetDrive 一択と言っても言い過ぎではないかと思います。

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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