OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

PCにUSB Type-C Power Delivery給電が可能なウルトラワイドモニターを比較検討する (2021年秋版)

 自宅で働く頻度も高まり、より自宅の仕事環境を快適にしたいと、以前から気になっていたウルトラワイドモニターを購入することを検討しました。 検討する中で、様々な検討すべき観点が見えたので、ここに残したいと思います。

USB Type-C Power Delivery へのこだわり

 今回モニターを比較・購入するにあたり、USB Type-C Power Delivery (給電) に対応していることにこだわりました。 USB Type-C ケーブルが Power Delivery (以後 PD)に対応していることで、ケーブル1本でモニター接続と給電の両方ができ、机上のケーブルを減らしてスッキリできます。

モニターパネルの解像度の種類

 さて、いざウルトラワイドモニターを探してみると、モニターの解像度にいくつかの種類があることに気付きます。2021年10月現在、市場に出回っているUSB Type-C PD に対応のモニターの解像度の種類は、次のいずれかでした。 これから検討を始める方は自分の用途に合わせて、必要な解像度の目処を立てておいた方が良いでしょう。 ただ、解像度が高くなればモニター自体の大きさも大きくなるので注意が必要です。

解像度 通称 アスペクト比
3,440 × 1,440 Ultra-Wide QHD (UWQHD) 21:9
3,840 x 1,600 UltraWide QHD+ (UWQHD+) 21:9
5,120 x 1,440 - 32:9

 なお、4K (4,096 x 2,160)が収まる解像度のものは、今のところ市場にないことも認識しておきましょう。 上記の表の通り、縦が2,160以上のものがありません。 もし4Kでの出力が必要であれば、ウルトラワイドモニターは諦めて、4Kモニターを選びましょう。

給電ワット数も注意が必要

 また、もう一点、製品を選ぶ時の注意点として給電のワット数もチェックするようにしましょう。 給電できてもワット数が少なければ意味がありません。 例えば、mac を例にとれば、mac に付属している電源アダプターは次のようになっています。 持っているコンピュータの消費電力を賄えるだけの供給が行えるかをチェックしましょう。

モデル 付属電源のワット数
macBook Air (2020) 30W
macBook Pro 13inch (2020) 61W
macBook Pro 16inch (2020) 96W

比較検討

 さて、思いつくだけのモニター製造メーカーのホームページを確認し、USB Type-C PD 対応のウルトラワイドモニターをピックアップしたのが下の表です。

メーカー モデル名 参考価格 サイズ 解像度 PDワット数 パネルタイプ 最大リフレッシュレート
LG 35WN75C-B ¥69,836 35inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 94W VA 100Hz
LG 34WP85C-B ¥89,818 34inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 96W IPS 60Hz
LG 34WP88C-B ¥98,182 34inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 96W IPS 60Hz
ASUS ProArt PA34VC ¥164,364 34.1inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 60W IPS 100Hz
DELL U4919DW ¥170,727 49inch 5,120 x 1,440 (32:9) 90W IPS 60Hz
DELL C3422WE ¥99,800 34.1inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 90W IPS 60Hz
DELL P3421W ¥99,800 34.1inch 3,440 x 1,440 (UWQHD) (21:9) 65W IPS 60Hz
DELL U3821DW 166,499 37.5inch 3,840 x 1,600 (UWQHD+) (21:9) 90W IPS 60Hz
EIZO EV3895 ¥179,927 37.5inch 3,840 x 1,600 (UWQHD+) (21:9) 85W IPS 60Hz

※参考価格:2021年10月現在のAmazon.co.jpでの価格です。

最終的に購入したもの

LG モニター ディスプレイ 35WN75C-B 35インチ/フレームレス曲面型ウルトラワイド(3440×1440)/VA 非光沢/HDR/100Hz対応/FreeSync/USB Type-C,HDMI×2,DisplayPort×1/スピーカー/高さ調節

以上の比較により、僕は、値段が安く、それでも100Hz描写ができるLG製の 35WN75C-B を購入しました。 本稿も購入したモニターを利用して執筆しています、特に何も文句なく利用できています。

 今回ウルトラワイドモニターを購入するにあたり、様々なものを見ましたが、まだまだ USB-C Power Delivery に対応している機種は少ないのが現状です。 USB-C Power Delivery にこだわったため、一気に選択できる製品が狭まったので、HDMI接続でもいいかと妥協しそうになりましたが、最終的には USB-C PD 対応のモニターにしました。個人的な思いとして「日本メーカーにも頑張ってもらいたい」という思いがあり、JAPANNEXT社の製品も調べて JN-VCG34144UWQHDR などのワイドディスプレイを発売していることがわかりましたが、残念ながらUSB-Cの入力に対応していませんでした。 もし日本メーカーの製品を選びたい場合は、上で紹介したEIZOのEV3895一択となってしまいますが、他製品と比べて値段も張るため購入に至りませんでした。

以上、この記事が、皆さんのデジタルライフの助けになれば幸いです。

WEBエンジニア勉強会 #13 を開催しました

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 05月24日(金)に僕が主催する「WEBエンジニア勉強会 #13」を開催しましたので、その開催レポートを残します。 会場を貸して頂いた株式会社ミクシィ様、スタッフの皆様、登壇者・参加者の皆さん、ご協力・ご支援ありがとうございました。 (勉強会後に家族全員が病気でダウンし、更に僕は薬の副作用で寝たきりになったりして、開催レポートを書くのが今になってしまいました…)

登壇内容

 今回の勉強会の登壇は、個人開発をしている登壇者の方が多かったようです。 勉強会中のTwitterのタイムラインを振り返ってみると「個人開発を再開したい」や「個人開発やってみたい」というような感想もあり、一般参加者の皆さんのモチベーションに刺激を与えることができたのかと感じました。

前座枠 : 令和のWebはどう変わる?Web3.0が目指す世界 (@kanakoubukata)

 勉強会開始前の「前座枠」では「Web3.0」というキーワードをテーマに発表がありました。 ブロックチェーン技術の活用により、改めて分散型のWebを目指すということでした。

個人でのWEBサービス開発について(仮題) (@ampersand_xyz)

 最初の発表は&さん、個人開発を積極的にやられていることを知り、僕からお声がけさせて頂き登壇していただきました。 僕も個人開発をする身として、とても興味深く発表を聞かせてもらいました。 スライド内の「自分の性格と制作物の性格とモチベーション」の図は「なるほど!」ととても関心しました。

この夏モテたい人のための2stepで起動できるNuxtjs + Rails(ID/PW認証付き)サンプルを公開! (@walkersumida)

 続いて、Next.js と Rails の組み合わせで新しくアプリケーションを作成する際にすぐに開発ができるようにと、GitHubで公開しているアプリケーション基盤の発表をして頂きました。 GitHubリポジトリはこちらです。 / なぜこの発表タイトルになったのかのネタばらしがキャッチーでしたね。

データベース2.0 | @half_moon0419

 続いて平成30年間のデータベースの歴史を振り返る発表。 商用データベースから始まり、OSSのデータベースが普及した平成。 発表の中でオススメの学習本が紹介されていました、とてもありがたいです。

Rustでwebassemblyしてみた (@masrao)

 次は Rust で webassembly を利用してみたお話。 Rust も webassembly もキーワードは知っていても実際に触ったことがなかったので、とても興味深かったです。 JavaScript と webassembly とのパフォーマンス比較については、Twitterのタイムラインでも驚きの感想が上がっていました。

【論文紹介】Language in Our Time An Empirical Analysis of Hashtags (@yu__ya4)

 THE WEB CONFERENCE 2019 で発表された、Instagram のハッシュタグを分析した論文「Language in Our Time: An Empirical Analysis of Hashtags」の内容をわかりやすく紹介してくれました。 「技術的にとても敷居がたかそうな権威あるカンファレンスの中にも、親しみやすいテーマのものがあって入門には良い」というメッセージが、とても勇気付けられました。

チーム開発でモチベーションを保つためにCT(継続的ツイート)を実施してみた | @naoto_7713

 本勉強会をきっかけにチーム開発を始めたということで、主催者としてはとても嬉しい内容でした。 そのチーム開発のモチベーションをどのように保つか、モチベーションの維持が難しい理由をしっかり分析されていて素晴らしいと思いました。

MySQL8.0にしてみたかった話 | @kamemaim

 MySQL 5.6 から MySQL 8.0 にアップグレードしようとした際に、アップグレードを諦めた話をしてくれました。 こういう勉強会で、失敗した話を共有してくれるのはとてもありがたいです。 みんながハマることでしょうから、とても参考になりました。

SemanticUIを使って工数をかけずにサービス開発 | @Fujiyama_Yuta

 最後にWEBサービスの作成にとても役に立っているという「SemanticUI」の紹介。 現在はフォークされた「FomanticUI」の方が良いかもとのこと。 SemanticUIが提供しているコンポーネントと作ろうとしているサービスの機能がマッチすれば、とても強力そうですね。

運営に関して

 運営に関しても少しだけ残します。

 飲食に関しては、今回は「ソフトドリンク+お菓子」だけの運営にしました。 長く勉強会を運営している中で「食べ物(ピザ)+アルコール」の提供は、運営側にとって「高コスト&高リスク」であることがわかりました。 食べ物に関しては「お店の選定」「お店への予約」「当日の受け取り」にかかる手間のコストがあり、アルコールは会場トラブルを発生させるリスクがあることがわかりました。 夕飯時のお腹が空く時間帯ではありますが、今後も「食べ物+アルコール」の提供はしない方向で運営していこうと思っています。

次回について

 次回の「WEBエンジニア勉強会」ですが、まだ時間・場所が決まっていません。 冒頭に書いた体調不良と子育て・大きなライフイベントが待ち構えていることなどから企画が少し遅れていますが、企画でき次第 Twitter や LINE, Facebook などで告知します。 今後とも「WEBエンジニア勉強会」をよろしくお願い致します。

WEBエンジニア勉強会 #12 を開催しました

f:id:OSCA:20180812095854p:plain  03月29日(金)に、僕が主催する「WEBエンジニア勉強会」の第12回目を開催しました。 この記事では勉強会について振り返ります。

登壇内容

「心理的安全性」が組織をRe:Designする (スポンサーセッション)

 本「WEBエンジニア勉強会」では今回初めて、スポンサー様のセッションを入れました。 今回は株式会社キズナキャスト 様に「心理的安全性が組織をRe:Design」するというタイトルで、近年頻繁に耳にする「心理的安全性」のキーワードを中心に組織・チーム作りについてお話頂きました、ありがとうございました。 スポンサー料は、今回の勉強会の飲食費・設営費の一部として利用させて頂きました。

WEBサイトを HTTP/2 に移行した話 / OSCA

 今回も僕がWEB初心者向けに登壇しました。 今回は「WEBサイトを HTTP/2 に移行した話」というテーマでお話しました。 某LAMP構成のサイトを、Apache httpd をバージョンアップして HTTP/2 化することで、Google PageSpeed Insight のスコアを改善した事例を紹介しました。

React Nativeで作るiOSアプリケーションの環境構築設計 / @kkoudev

 続いてミクシィのエンジニア @kkoudev さんが「React Nativeで作るiOSアプリケーションの環境構築設計」についてお話してくれました。 ミクシィの新しいサービス「mocri」を React Native で作成した話でした。 React Native の話は本勉強会で初めてで、React Native は全く知識がない僕には「そういうものなのか」と概要を知ることができて、とても有益でした。

Dark Side of the Web / Jxck

 続いてJxckさんがWEBをダークモードに対応する方法について発表してくれました。 また更に、今後登場するかもしれない User Preference Media Features にもついて紹介してくれました。 ユーザの環境設定に合わせた考慮が、今後更に大変になりそうです。

Jxckさんの以下のブログも参考にすると良さそうです。

blog.jxck.io

React+TypeScript+vte.cx で在庫管理システムを作った話 / stakezaki

 続いて10分枠、stakezakiさんが「React+TypeScript+vte.cx で在庫管理システムを作った話」についてお話してくれました。vte.cxはReactなどのJavaScriptフレームワークを利用してWebサービスを作成することができるバックエンドサービスだということでした。

1人で開発したWEBサービスが400社に導入されるために採用した3つの技術とたった1つの考え方 / @walkersumida

 続いて@walkersumidaさんが「1人で開発したWEBサービスが400社に導入されるために採用した3つの技術とたった1つの考え方」というタイトルで発表してくれました。 Chrome Extension, AWS (ALB, DynamoDB), Terraform など、大変参考になりました。

悪意あるブラウザ拡張への対策方法 / @tksugimoto

 最後の登壇は@tksugimotoさん、ブラウザ拡張についてお話してくれました。 ブラウザ拡張は毎日使っているのに、実装したことがある人は少ないと思います。 ブラウザ拡張の基本的なところからお話頂き、ブラウザ拡張の自作に興味を持つことができました。

tksugimoto.github.io

運営の振り返り

 今回の「WEBエンジニア勉強会 #12」は、今までで一番反省の多い勉強会でした。 主に以下のことが初めての取り組みで、様々な気付きがありました。 次回からの運営に役立てたいと思っています。

  • 会場として TECH PLAY SHIBUYA を利用した。
  • 会場を無料で利用させて頂く条件として、勉強会の申込を TECH PLAY で行った。
  • スポンサー様からスポンサー料を頂いた上での「スポンサーセッション」を実施した。

 今回の勉強会の申込数ですが、過去の実績に比べて半分以下でした。 その理由についてはスタッフの中で色々と考え、いくつか推測できたことがありました。 (推測であるため、ここではハッキリとは名言しません) 良い勉強になりましたので、次回以降の運営で考慮していきたいと思っています。

 スポンサー様、スタッフの皆様、登壇者の皆様、参加者の皆様、今回も運営にご協力頂き、ありがとうございました。

次回の勉強会について

 次回の「WEBエンジニア勉強会 #13」は、05月24日(金) に、渋谷の株式会社ミクシィ様のスペースをお借りして開催する予定です。 次回も多くの方にご参加頂ければ幸いです。 続報は、connpassのグループ、および公式SNSアカウントをフォローしてチェックして頂ければと思います。

 

日本ディープラーニング協会「G検定(ジェネラリスト検定) 2019#1」に合格した

03月09日(土)に実施された、日本ディープラーニング協会の認定資格「G検定 (ジェネラリスト検定」に合格しましたので、G検定について振り返りたいと思います。

1. 日本ディープラーニング協会の検定の種類

 日本ディープラーニング協会が提供している検定は「G検定 (ジェネラリスト)」と「E検定 (エンジニア)」の2種類があります。

種類 認定内容
G検定 ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材
E検定 ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材

 2019年は、G検定は年3回, E検定は年2回の受験機会があります。

2. G検定の概要

 今回僕が受験したのはG検定で、G検定は自宅のパソコンから受験可能です。 料金は 12,960円 (学生は 5,400円)。 僕の場合は会社が受験費用を出してくれましたが、それなりの出費です。

 試験時間は120分、多肢選択式で226問出題されます。 後述しますが、1問につき30秒で解く必要があります。合格ラインは公表されていませんので、226問中どれくらい解ければ良いのかもわかりません。

3. シラバス

 2019年のG検定の出題範囲は次の通りです。 以下の内容から、どれくらいの割合で出題されるのかは公開されていませんが、法律・時事に関する問題もかなりの割合で出題された印象です。(これについても後述します)

  • 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
  • 人工知能をめぐる動向
    • 探索・推論、知識表現、機械学習、深層学習
  • 人工知能分野の問題
    • イプロブレム、フレーム問題、弱いAI、強いAI、身体性、シンボルグラウンディング問題、特徴量設計、チューリングテスト、シンギュラリティ
  • 機械学習の具体的手法
    • 表的な手法、データの扱い、応用
  • ディープラーニングの概要
    • ニューラルネットワークとディープラーニング、既存のニューラルネットワークにおける問題、ディープラーニングのアプローチ、CPU と GPU
    • ディープラーニングにおけるデータ量
  • ディープラーニングの手法
    • 活性化関数、学習率の最適化、更なるテクニック、CNN、RNN
    • 深層強化学習、深層生成モデル
  • ディープラーニングの研究分野
    • 画像認識、自然言語処理、音声処理、ロボティクス (強化学習)、マルチモーダル
  • ディープラーニングの応用に向けて
    • 産業への応用、法律、倫理、現行の議論

4. 学習方法

 受験を通して感じた学習方法についてまとめます。

4-1. 参考書

 参考書としては、G検定公式テキストを購入して学習するのが良いでしょう。 僕はこれ一冊で試験に臨みました。 この公式テキストですが「こんなに分かりやすく説明されている書籍は今まであっただろうか!」と感心するくらい、各技術について素晴らしく簡潔にまとめられています。 受験しない人にも勧めたいくらいです。 しかし受験後に気づいたのですが、この公式テキストは1年前の試験のシラバスに準拠したテキストでした。 (=これから受験する試験のシラバス準拠ではない) この点は注意が必要です。 後述しますが時事問題・法律問題は、このテキストをやるだけでは不十分で、実際にほとんど解けませんでした。

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト

  • 作者: 浅川伸一,江間有沙,工藤郁子,巣籠悠輔,瀬谷啓介,松井孝之,松尾豊,一般社団法人日本ディープラーニング協会
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2018/10/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る

 Twitterで受験者の声を見てみると、公式テキスト以外に「AI白書を読んでいたことが良かった」という声がありました。 確かに、時事問題・法律問題は公式テキストをやっただけでは解けなかったので、この「AI白書」が有効なのかもしれません。

AI白書 2019

AI白書 2019

 また勉強の仕上げとして「G検定 問題集」もやっておけば良かったと後で思いました。 「公式テキスト」に記載されているのとは別の表現での質問に慣れておくことが必要だと思いました。

徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 問題集 徹底攻略シリーズ

徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 問題集 徹底攻略シリーズ

  • 作者: スキルアップAI株式会社明松真司,スキルアップAI株式会社田原眞一
  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: Kindle版
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4-2. 参考書以外

 実際に受験してみて「うわぁ〜、これはまずい」と思ったのが、公式テキストなどに掲載されていない時事問題・法令問題でした。 これから受験される方は、上記の「AI白書」を読むのに加え、次のような対策をしておくと安心できると思います。 僕はこの時事問題・法律問題に悩まされ「こりゃ受からないわ」と思ってしまいました。 特に「2019年に改正される・・・」などと、「えっ、これから施行される法律まで出るの!」と、受験中に驚かされました。

  • 直近1〜2年の時事ニュースなどをチェックしておくこと
  • 直近1〜2年の法律・法令もチェックしておくこと、特に未来に施行される法律の概要は知っておいた方が良い
  • IoT, クラウドサーバー の質問も少しだけ出題される、機械学習するためのデータの収集・蓄積・情報転送の部分について知っておいた方が良い

5. 当日の準備

 前述の通り、受験は自宅のコンピュータから可能ですので、ご自身がリラックスして試験に集中できる環境を作っておきましょう。 僕は次のような環境を作りました。

  • トイレを済ませておく
  • クッションを抱っこできるように準備した
  • イヤホンでテンションが上がる音楽を爆音にした (Armin Van Buuren のライブ音源聴いた)
  • 0歳の子供の泣き声をシャットアウトした (試験の途中から寝てくれた)

 また、いつでも参考書や文献を参照できるように準備しました。

  • 手元に参考書(公式テキスト)を用意しておいた
  • 検索性を高めるため Evernote のノートも開いておいた
  • サブマシーンとして iPad で Evernote のノートを開いておいた (けど使わなかった)

6. 受験中の工夫

 心を落ち着かせたら、自ら試験をスタートさせます。 画面には残り時間が表示されますので、その時間を目安に問題を解いていきます。

 最初は1問ずつ慎重にGoogle検索していたのですが、あっという間に残り時間がなくなっていくのが分かります。 1問につき30秒以内に回答しないと全問解くことが難しいので、あまりGoogle検索している時間はありません。

 わからない問題をGoogle検索する際のポイントとしては、検索して検索結果に表示されたらOK。 検索結果から個別のページに辿って記事を読む時間はないので、検索結果に表示されなければ後回しにするような戦略をとりました。

7. 結果発表

 試験の結果は1週間以内にメールで通知されるとのことでした。 全く受かる自信もありませんでしたが、試験から6日後の14日に「合格」と書かれたメールを受け取ることができました。 今後は合格証と合格認定ロゴが別途送られてくるとのことです。

8. まとめ

 何はともあれ、G検定 (ジェネラリスト検定)に合格することができました。 年々問題が難しくなっているという声も見かけますので、AI技術者を目指す人はぜひ早めに着手してみてください。

 話は違いますが、僕が主催する「WEBエンジニア勉強会 #12」は03月29日(土)に渋谷で開催です。 お時間がある方は、ぜひいらして下さい。 今回も広いテーマで話を聞ける会になりそうです。

techplay.jp

WEBエンジニア勉強会 #11 を開催しました

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 02月01日(金) に、僕が主催する勉強会コミュニティ「WEBエンジニア勉強会 #11」を開催しました。 今回も多くの方にご参加頂きました、ありがとうございました。 本稿では、登壇内容と運営について振り返ります。

登壇内容

 今回は8名の方々に登壇発表して頂きました。 それぞれの発表内容は以下の通りです。

「みてね」を推す理由 (@ngmt83)

 開会前の「前座枠」で、ngmt(@ngmt83)さんに、家族アルバム「みてね」について、利用者視点の発表を頂きました。 家族アルバム「みてね」は、今回会場を提供頂いた株式会社ミクシィさんのサービスで、利用者視点で良い点を発表して、ミクシィさんに感謝を表すという内容でした。 僕自身も毎日「みてね」にお世話になっているので、とても親近感湧く発表でした。 ミクシィさんに思いが伝われば良いですね!

WEBエンジニアが知っておきたい決済の仕組み (@ykagano)

 開会後の本発表の一人目は、加賀野さん (@ykagano)。 長年決済システムに携わって来られたビジネスドメインの知識を共有してくれました。 WEBサービスなどをマネタイズする場合などに決済は避けては通れませんので、こういう知識を共有してもらえるのは助かりますね。

心理的安全性の 「持ちつ持たれつ」 (@inase17000)

 次に発表頂いたのは星さん ([@inase17000])(https://twitter.com/inase17000))。 チームの心理的安全性についてお話頂きました。近年「心理的安全性」のキーワードを良く聞くようになったと感じていたので、とても興味深い発表でした。 チームのリーダーだけではなく、チームに参加する誰もが気にかけたい内容だと思いました。

gRPC入門 (@MzRyuKa)

 予定していた登壇者の方が病欠になってしまったため、急遽代役で、みずりゅさん (@MzRyuKa)に「gRPC入門」ということで発表して頂きました。 発表資料は こちらのページ で見ることができます。 キーワードとしては耳にしていた「gRPC」ですが、なかなかプロジェクトなどで利用するに至っていないのでとても参考になりました。

なぜ僕はプログラミングが苦手なのか (@3s_hv)

 続いて VTRyoさん(@3s_hv) が、「なぜ僕はプログラミングが苦手なのか」というテーマで話してくれました。プログラマ初心者が感じる「プログラムが苦手」「プログラムが難しい」と感じたポイントを言語化し、整理して発表してくれました。 誰もが一度は経験する道だと思いますので、参加者からも共感の声が多く聞こえました。

Word Cloudでツイートを可視化してみた (@naoto_7713)

 続いて なおとさん (@naoto_7713) が、Twitter タイムラインから取得したツイートの単語を Word Cloud 形式で表示するデモを見せてくれました。 発表の中で 「#WEBエンジニア勉強会11」のハッシュタグのタイムラインを取得して表示してくれました。

 ↓実際に #WEBエンジニア勉強会11 のタイムラインを可視化したもの。

MDX-DeckとCode Surferでスライドを作ろう! (@inouetakumon)

 続いて たくもんさん(@inouetakumon)が、MDX-Deck と Surfer を利用したプレゼンスライドの作り方について発表してくれました。 発表資料自体がそれで作られており、発表資料は こちらのページ から見ることができます。 僕は全然知らないツールでしたので、とても興味深く発表を聞くことができました。

フロントエンドコーディングにおけるPageSpeed Insights対策 (@kkoudev)

 最後に、会場を提供してくれた長岡さん(@kkoudev)の発表。 まさに試行錯誤のノウハウが詰まった発表でした。 この分野は、一度ノウハウを習得したつもりでも、数ヶ月後には新しく考えないといけないことが出てきてしまい、本当に悩ましいですね。

 ちなみに、概要の紹介だけに留まったサーバーサイドの部分については、以前の「WEBエンジニア勉強会 #05」での発表が参考になると思います。

運営について

 ここからは、勉強会の運営について振り返ります。

開催形式について

 前回からピザ・ビールを用意して、参加者の皆さんで割り勘をする(1,000円ずつ払って頂く)方式にして開催しています。 今回はその方式での2回目でした。 あらかじめピザ・酒を予約するのも結構な作業負担で、当日も数人のお手伝いの方にお店に取りに行ってもらったりして頂きました、お手伝い頂いた方々には感謝しかありません。 またリスクとしては、ドタキャンが発生することにより僕個人の赤字が発生するのですが、今回に関してはドタキャン率がとても低く、赤字になることはありませんでした。 今後もしばらく飲食ありの形式を続けようと思いますが、参加者の皆さん、飲食に関してはどんな感想だったでしょうか? 「飲食は無しの方が良い」という意見がもしありましたら、ぜひお聞かせください。また本勉強会では「ビアバッシュ形式」うたってはいますが、今の形式が「ビアバッシュなのか?」ということもスタッフの中には疑問としてあり、もう少し飲食の形式に関しては試行錯誤したいとは思っております。

会場について

 このようなコミュニティにとって会場の確保が一番の問題です。 今回も株式会社ミクシィさんに会場をご提供頂きました、本当にありがとうございます。 毎回快く貸して頂けるのは本当に嬉しいことですが、毎回負担をお掛けするのも、運営者として申し訳なさもあります。 今のところ多く当てはありませんが、渋谷周辺でいくつかの会場をローテーションするなどして、一つの会場に負担をかけないような工夫もできたらとは思っております。

登壇者募集について

 勉強会を開催するにあたっての課題の一つに「登壇者集め」があります。 勉強会の開催を決めても登壇者が集まらなければ意味がありません。 かつ、connpass などでイベントを公開する時点において登壇内容がある程度決まっていないと、「なんの発表があるのかわからない」と思われてしまい参加者が集まらないという問題があります。 そのような課題があるため、connpass でイベントを公開する前に公式SNSアカウントで登壇者の募集を呼びかけています。 過去の勉強会開催においては、事前に登壇者募集を呼びかけても登壇枠が埋まることはなかったのですが、今回はありがたいことに、あっという間に登壇枠が埋まってしまいました。 ですので「前座枠」を除く登壇枠が全て埋まっている状態でイベントを公開することになりました。 ただし「公平感があったのか?」という点において、主催者の僕は少しモヤモヤしており、次回からの課題かもしれないと思っています。 本勉強会も認知度が高まって「登壇したい」という人が増えたことは、とてもありがたいことですが、できる限り公平な登壇申込みの仕組み作りが必要かもしれないと思っています。

次回の勉強会について

 次回の「WEBエンジニア勉強会 #12」は、既に日程と場所が決定しています。 03月29日(金) に TECH PLAY SHIBUYA にて開催です。 TECH PLAY SHIBUYA で開催する都合上、次回は TECH PLAY での参加申込みとなりますのでご注意ください。 (=connpassではありません) 近日中に TECH PLAY でイベントを作成して公式SNSアカウントで周知しますので、ぜひ公式 SNS アカウントをフォローして置いて頂ければと思います。

おわりに

 改めて、勉強会に会場を提供してくれた株式会社ミクシィ様、本勉強会の運営を手伝ってくれたスタッフの方、登壇者の方、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。 次回以降の「WEBエンジニア勉強会」もぜひよろしくお願いいたします。

WEBエンジニア勉強会 #10 を開催しました

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 去る11月09日(金)に、僕が主催する勉強会コミュニティの10回目「WEBエンジニア勉強会 #10」を開催しました。 今回も多くの方の参加申込みを頂き、ありがとうございました。 本稿では、勉強会の内容と、運営に関することを残したいと思います。

登壇発表内容

 登壇発表者は、これまでの開催同様、Twitter と connpass でオープンに募集をしました。 嬉しいことに、募集開始時に設定した枠以上の登壇申込があり、本勉強会では初めて、進行スケジュールを見直して登壇枠を広げる対応を行いました。 そして迎えた当日、それぞれの登壇者の登壇内容は以下の通りでした。

前座 : WEBエンジニアなら知っている CUIクイズ / みずりゅ

 今回の勉強会から、参加者の入場中に発表できる「前座枠」を設けたところ、みずりゅさんがクイズで会場を温めてくれました。 次のスライドの4問目までが出題されました! ありがとうございました。

次世代の認証について説明を試みる (Web Authentication API / FIDO2) / OSCA

 さて勉強会本編。 毎度ながら、はじめに僕から登壇をスタートしました。 今回は Web Authentication API / FIDO2 について、概要を発表しました。 時間の関係で"触り"の部分だけしか説明できませんでしたが、興味を持って頂けたなら幸いです。

"検索の成功" と "ユーザの満足度" の関係 / Yuya Matsumura

 次の発表は Yuya Matsumura さん。 読んだ論文を元に発表してくれました。「ユーザが検索に"満足"したからといって、検索に"成功"しているとは限らない」というのは、今まで頭の中で言語化できていなかったことを言語化してくれたような気がして、とても興味深い内容でした。

5分でだいたいわかった気になるアプリケーションアーキテクチャ / tom_myz

 続いて tom_myz さんの発表。 「アプリケーションアーキテクチャ」とは何かということについてお話してくれました。 とても緊張されていたとのことですが、それも感じさせない口調で、内容も本質的な・核心的な内容で、とても良い発表でした。

React+Redux 次の一歩 / Yoichiro Shimizu

 Yoichiro Shimizu さんが、React/Reduxと一緒に使いたい周辺ツール(ライブラリ)についてお話してくれました。 「名前は聞いたことがあるけど、まだ触れていない」というようなツール・ライブラリについての概要を知ることができ、とても参考になりました。

FirebaseとNetlifyを使ってサーバーレスでサービスを作った話 / Morix

 続いて Morix さんの発表。 会場では Netlify を知っている方が多かったようですが、僕は全くマークしていないサービスだったので、とても参考になりました。 Nyaaan も面白かったです!

みんなで読めばつらくない!Web技術の輪読会の話 / 渡り鳥

 輪読のコミュニティを始めたという 渡り鳥 さんの発表でした。 ただ単に「始めました」ということではなく、「どんな工夫をしているのか」「何に気をつけたのか」という深い考察がされていて、素晴らしかったです。

それでも、私が個人サービスを作る理由 / Yuta Fujiwara

 当日に登壇者のキャンセルがでたため、急遽のLTを申し出て頂いた Yuta Fujiwara さんの発表。 個人で運営されているサービスについてお話してくれました。 僕自身も土日にちょこちょこと個人サービスを作っているので、とても親近感が湧き、パワーをもらえた発表でした。

勉強会に参加していたはずなのに、ちっとも勉強していなかった話 / なおと

 同じく、勉強会数分前にLTの発表を申し出てくれた なおと さんの発表。 タイトルの通りの内容の発表で、勉強会の参加者を「ハッ!」とさせる、素晴らしい気づきを与えてくれる発表でした。 全くその通りで、ちゃんとアウトプット・復習してやっと勉強会に参加した意味があるということを、再確認させられました。


運営について

 さて、ここからは今回の勉強会の運営について振り返ります。 先に述べておきますと、いつも通り準備中や開始前は「あー、自分が好きでやっていることとはいえ、面倒くさいなぁ〜」ということも多々ありますし、嫌なことがあって凹むことも多いのですが、勉強会を終えてみると「やってよかった! 楽しかった!」と達成感で満たされて「また次回も頑張ろう」と思います。 参加者の方々から感謝や応援のメッセージや言葉を頂けるのも、とてもパワーになっています、ありがとうございます。

ビアバッシュ形式にしてみた

 今回の勉強会では、初めてピザ&ビールの提供ありの「ビアバッシュ」形式で開催してみました。 以前から「飲食ありでやりたい!」とは思っていたのですが、会場の都合などで実現できませんでした。 しかし、今回は会場を提供頂いたミクシィさんが飲食の持ち込みを許可してくださったおかげで実現することができました、ありがとうございました。

 正直「ピザを予約する」「酒屋に配達を依頼したりする」というタスクは片手間でできる軽いものではありませんでしたが、勉強会が終わってしまえば「また機会があれば(会場提供者が許せば)、飲食ありでやりたいな」と思うことができました。勉強会の最初に乾杯をしてアルコールが入ったからか、今までよりも終始和やかな雰囲気の勉強会だったと思います。

 今回は参加者一人あたり、350mlビールを1缶と、ピザ4分1切れが食べれる計算で発注を行いました。 ピザはドミノ・ピザに発注しました。 ドミノ・ピザは「店舗に商品を受け取りに行くと、2枚で1枚分の金額になる」サービスがあるのでお得です。 また飲み物は「カクヤス」が便利で、都内ならどこでも(屋外でも)無料で冷えた飲み物を届けてくれます。

 今後も「飲食あり」の勉強会を実現するためには、当日に飲食物を調達する(お店に取りに行く / 配達を受け取る)ことを引き受けてくれる有志の存在が欠かせません。 今回は、毎回お手伝いしてくれる有志の方にお願いして手伝っていただきました、ありがとうございました。 もし今後の会でも「手伝っても良い」という方がいましたら、ぜひお声かけ頂けると嬉しいです。

参加申込数・キャンセル率について

 今回の勉強会の総申込数ですが、153人でした。 今回も多くの方に興味を持っていただき、とても嬉しく思っています。

 しかし予想外だったことは、実際の参加者数が56名だったことでした。 都合が悪くなった時点でキャンセルして頂いた方も多くいらっしゃいましたが、とても残念だったのは無断欠席・ドタキャンが、今までにないくらいあったことでした。 それなりに無断欠席・ドタキャンされることも考慮して準備は進めてきましたが、技術者同士の信頼で成り立つコミュニティにおいて非常に残念なことだと思います。 なお収支に関しては、当日は受付状況を確認して赤字を覚悟しましたが、一部の方からカンパなどがあり、結果として痛いことにはなりませんでした。 カンパくださった方々、本当にすいません、ありがとうございました。

 また、予定していた登壇者が2名、当日になってキャンセルになってしまったことも残念でした。 主催者の立場として申し訳ないのは、2名の登壇内容に期待して申込みをしてくださった参加者がいるかもしれない点です。 ご期待に応えられなかったかも知れない点、申し訳なく感じております。 勉強会としては、30分ぶんのコンテンツを失うかもしれませんでしたが、当日急遽LTを申し出てくれた Yuta Fujiwara さん、 なおと さんに助けられました、ありがとうございました。

会場について

 会場は前回に引き続き、株式会社ミクシィさんに無料でご提供いただきました。 勉強会を主催する上で一番の課題は「会場」です。 「WEBエンジニア勉強会」も、上記の通り多くの方に興味を持っていただけるようになり、その期待に応えられるだけの会場を探すのが難しくなってきています。 そういう背景もあり、80人が入れる会場を提供頂けるのは、本当にありがたいことです。 ありがとうございました。 ご迷惑でなければ、また甘えさせて頂けると幸いです。

メディアについて

 じつは、今回の勉強会は、某WEBメディアから「記事にさせて欲しい」という依頼を、勉強会の直前に受けていました。 個人でコツコツと継続してきた勉強会コミュニティに、そのようなオファーを頂けたことは、とても嬉しいことでした。 即答で「Yes!」と回答したかったのですが、会場を借りる際に承諾を得ていないことや、また登壇者もそんな心構えをしていなかっただろう点を踏まえ、お断りする結果となりました。 もしまたお声がけ頂けた際には、企画時から各所に許可を得て開催をしたいと思っています。 (WEBメディアの方々、ぜひまたお声がけを頂けると幸いです)

まとめ

 今回も反省・改善する点は多々あり、参加者の皆さんにはご迷惑をおかけした点もあったかとは思いますが、勉強会の開催を支えてくれた有志ボランティア・スタッフの方々、会場の手配をしてくれた友人、応援・期待のコメントをくれた方々のおかげで、無事に勉強会を終えることができました。 僕の道楽で始めたコミュニティに、こんなに多くの方が参加してくれるのは、とてもありがたいことだと感じています、ありがとうございます。

 今後も期待に応えられるように続けていきたいと思っていますので、今後とも「WEBエンジニア勉強会」をよろしくお願いします。 次回の開催は、日程が決まり次第、公式TwitterアカウントFacebookページ などで告知しようと思いますので、ぜひフォロー頂ければ幸いです。 また、規模に対してスタッフが足りていません、もし「手伝っても良いよ」という方がいましたら、お知らせ頂けると嬉しいです。

Siri,Alexa,Googleアシスタントで操作できるスマート照明製品まとめ (2018年秋)

 じつは、まもなく新しいマンションに引っ越す予定になっています。 そんなタイミングなので「せっかくだから、スマート家電をふんだんに導入したい!」と、夢広がりまくりの妄想をしています。 そんな「未来の家」を作る構想の中で実現したいと思っていることの一つは「部屋の照明を音声で操作したい」ということがあります。

 ということで「Siri, Alexa, Googleアシスタントで操作できる照明デバイス」を、調べながらまとめてみます。 まさに「検索」→「この記事に追記」→「検索」→・・・を繰り返して、この記事を書き終えた段階で、我が家に導入する照明デバイスの意思を固めたいと思います。 これが僕自身の「大きな買い物」になるため、しっかりとガチで調べたいと思います。

1. 実現したいこと (要件)

 スマートデバイスから操作できる照明機器を導入した際には、次のようなことが実現できたら嬉しいと思っています。

  • 音声だけで照明のON/OFFをしたい。 (必須)
  • 時間帯に合わせて照明の色を自動的に変えたい。 (必須)
  • 人を検知した際に照明を付けたい。 (人感センサー)
  • 帰宅時に家に近づいた時に自動的に照明を付けたい。
  • 外出先から照明のON/OFFをしたい。
  • ITFFFなどと連携できると嬉しい。

2. 避けたい製品 (要件)

 今回の選定では、 Apple Homekit, Googleアシスタント, Alexa に対応していない製品は、選定しないようにしたいと思います。 簡単に言えば、次のロゴを表示できる認定を取得していない製品です。

3. 僕の現在の環境

 また、調査に先立って、僕自身の状況をエクスキューズしておきます。

  • 僕自身も家族も、みんな iPhone (iOS) を利用している。
  • 自宅には僕専用の iPad mini と、家族共用の iPad がある。
  • テレビには appleTV が常時接続されている。
  • スマートスピーカーはない。 (HomePod が発売されるのを待っている…)
  • Amazon Prime に加入している。

 つまりは、僕自身も自宅も Apple 製品で固められている状態です。 しかし、Alexa を新しく導入することには提供は感じていません。 また、以前に Chromecast を利用していたこともあります。

4. 対応デバイス

 それでは、さっそく検索で見つけた製品をピックアップしていきます。

4-1. Philips Hue

 現在最も有名なデバイスが「Philips Hue」でしょう。僕自身も元々知っていて、一番の購入候補だと思っています。 Apple Homekit, Googleアシスタント, Alexa の全てに対応しており、音声で操作することができます。 また、電球のコントローラとなる「Hueブリッジ」1つにつき50個の電球を登録できます(一般家庭では十分な個数でしょう)。 Hue はフルカラー発色のモデルが発祥ですが、現在は「ホワイトグラデーション」という白色照明だけの安価なモデルもあるのも良さそうです。

 また、Hue は電球タイプ以外にも「ライトリボン」タイプと、据え置きタイプの「Hue Go」もあり、新しいマンションのリビングをとても自分らしくカスタマイズできそうで、とても良さそうに思っています。

 また、人を検知するセンサーとして「Hue モーションセンサー」があります。

 とても夢が広がる「Hue」ですが、僕なりに悩んでいるポイントがいくつかあります。

 悩みポイントの1つ目は「金額」です。 僕の場合、新しいマンションの全ての部屋に導入したいと考えているため、初期コストとして10〜20万円の出費になるのではないかと思っています。 「もう少し安い同等の製品があったら検討したい」と思ったのがこの記事を書こうと思った経緯でもあります。

 悩みポイントの2つ目はソケットです。 「Hue」の電球ソケットは「E26」という大きさです。 まぁ、一般的な大きさのソケットではありますが、新しいマンションの玄関や廊下・洗面所の電球ソケットが一回り小さい大きさだったので、Hue の電球が装着できません。 ソケットの種類が選べる他製品があれば検討したいです。

 ということで、この2つの問題を解決できる類似製品がないのか、別の製品を以下でピックアップしていきます。

4.2. Koogeek Lightbulb LB1 Bulb / LB2 Bulb / LS1 Light Strip

 次に見つけたのが Koogeek の Lightbuild という製品です。 2018年09月現在「Koogeek」で検索すると、日本語の記事では「LB1 Bulb」という尖った電球のモデルの記事がたくさんヒットします。 実際には、Hueと同様の「テープライト」モデルと、(Amazon.co.jpなどで見当たりませんが)丸型電球タイプの「LB2 Bulb」もあります。 なお、この製品は、Apple Homekit には対応しているようですが、Googleアシスタント、Alexa の表記は見当たりません。 とりあえず、僕としては Homekit が使えれば良いので、検討の余地があります。

 Hue のフルカラーの電球と比較すると、次の通りです。 (価格はAmazon.co.jp調べ)

Hue シングルランプv3 Koogeek LB1 Bulb Koogeek LB2 Bulb
値段 ¥7,245 ¥4,700 国内で取扱なし?
ソケット E26口金 E26口金 / E27口金 E26口金
明るさ(最大) 806lm 500lm 560lm

 値段は圧倒的に Koogeek の方がお得ですが、明るさが 500lm なのが気になりますね。 安くても、その分暗くては意味がないです。 とりあえず、ここでの検討としては「保留」とします。

4-3. LIFX Mini Day & Dusk

 上記の「Koogeek Lightbulb」の類似商品として「LIFX Mini」という製品が表示されたので調べてみました。 発色のバリエーションは3つあり、フルカラーの「LIFX mini color」、白&橙の「LIFX Mini Day & Dusk」、発色の「LIFX Mini White」があります。 また上記の製品同様に、リボンタイプの「LIFX Z」という製品があります。

 フルカラーの「LIFX Mini color」を Hue と比べると、次の通りです。

Hue シングルランプv3 LIFX mini color
値段 ¥7,245 ¥ 7,343
ソケット E26口金 E26口金
明るさ(最大) 806lm 800lm

 Hue と同等と言っても良い価格とスペックでした。 ただし、LIFX の照明は完全輸入の製品のようで、日本の市場を考慮された製品に見えません。 日本の法人もなさそうですし、日本語の製品レビューもほとんど見当たりませんし、そこら辺はちょっと不安要素ではあります。 それだったら Philips Hue でいいかなと思ってしまいます。

4-4. IKEA TRÅDFRIシリーズ

 あまり有名ではない気がしますが、IKEAが「TRÅDFRI」というシリーズの照明を販売しています。 この照明ですが、2017年5月の記事「IKEAの低価格スマート照明TRÅDFRIがSiri /Alexa /Googleアシスタントに対応。声で操作可能に」(Gadget通信)にある通り、Siri, Alexa, Google アシスタントへの対応を発表しました。 しかしながら2018年09月現在、日本のIKEAの照明ページを確認しても、Siri, Alexa, Google アシスタントへの対応は書かれていません。

 しかし深く調べて見ると、どうやら IKEA TRÅDFRI は照明のON/OFFに Zigbee という通信プロトコル(ON/OFFする命令信号のだと思えば良いです)を使っていることが分かりました。 Hue も全く同じ Zigbee プロトコルを利用しているため、照明を操作するためのコントローラとして「Hueブリッジ」を利用し、電球として IKEA TRÅDFR を利用することはできそうです。 実際に、次のようなブログでそのように利用している方がいらっしゃいました。

 また、日本のIKEAの照明ページを見ると、電球ソケットの大きさが「E26」のものと「E17」の製品があるではないですか! 上記の通り、新しく住むマンションの玄関・廊下・洗面所に「E17」の電球が利用されているため、これは嬉しい。

 デメリットとしては、「フルカラーの電球はなく、白灯しかラインナップがない」点ですが、Hue を補完するためと思えば納得できる気がします。 また報道とは反して Apple Homekit に未だ対応しているようには思いませんが、Hue ブリッジと連携させて利用できるのであれば、これは一考すべきことだと感じました。

5. 本稿での選定に脱落した製品

 参考のため、本稿における選定で脱落した商品を列挙しておきます。次の製品は、Homekit, Google Assistant, Alexa に対応していなかったので、見てすぐに脱落させたものです。 使い方としては、独自アプリで Bluetooth 接続などで操作するタイプのものです。

6. 僕なりの結論

 ということで、ここまで、音声で操作できそうな照明デバイスを見てきました。 いくつかの製品を見た僕なりの結論は「Hue のスターターキットを購入し、E17電球が必要な部分は IKEA の TRÅDFRI を利用する!」ということになりました。

 IKEA TRÅDFRI の存在がなければ、もう少し悩んだと思いますが、TRÅDFRI で Hue の届かないところを補完できたので、この組み合わせが良いと判断しました。 TRÅDFRI を Hue ブリッジに認識させるのに苦労するかもしれませんが、上記の参考URLで試している人がいるので、なんとかなるかと思っています。

Hue スターターセット v3
Philips
Amazonで探す 楽天で探す

決心がつきました! よーし、これで電球はスマート照明にしてしまうぞ! さて、次は電球を取り付ける照明ランプを選ばないとな。 ではでは。  

WEBエンジニア勉強会 #09 を開催しました

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 09月14日(金)に、僕が主催する勉強会の9回目「WEBエンジニア勉強会 #09」を開催しました。 今回は今まで最多の160人もの方に申込み頂き、当日は70人の方が参加してくれました。 参加者の皆さま、ありがとうございました。 主催者としては「やって良かった」と言う満足感を持って終えることができました。

本稿では、そんな勉強会の内容と運営について振り返ります。

1. 勉強会の登壇内容について

申込者アンケートの内訳

 まずは、いつものように開会の際に、勉強会申込み時の「申込者アンケート」の内訳を公開しました。一問目「皆さん、どのような職種ですか?(複数回答可)」と言う問いの内訳は以下の通りでした。

職種 人数
サーバーサイド・プログラマー 91人
サーバーサイド・アプリ基盤エンジニア 14人
フロント・エンジニア 47人
フロント・デザイナー 23人
WEBディレクター / プロジェクトマネージャー 8人
インフラ・ネットワークエンジニア 19人
スマートフォンエンジニア 8人
その他 27人

 毎度の通り「サーバーサイド・プログラマー」が一番多い結果になり、二番目は「フロント・エンジニア」でした。 気になるのは「その他」が27人もおり、予期せぬ人数に「どんな人たち何だろう」と気になっております、学生さんもいたのでしょうか?

 二問目は「WEB開発を初めてどれくらいですか?」と言う問いに対する内訳は以下の通りでした。

年数 人数
0〜1年目 51人
1〜3年目 45人
3〜5年目 23人
5〜10年目 22人
10年〜 16人

 なんと申込者の3分の2が「3年目以内」の方でした。 「WEBエンジニア勉強会」は、回を重ねるごとに初心者の方が増えている傾向にあります。

WEBサイトが「できた!」と安心する前に最終チェックすること (@engineer_osca)

 まずは主催者である僕が、初心者〜中級者向けのテーマを用意して発表しました。 今回は、WEBサイトが「できた!」と安心する前に最終チェックしたいことを話しました。 30分という時間制限があったため、僕が日頃から確認していること全てをお話できた訳ではありませんが、広く浅くテーマをピックアップしてお話しました。

 今回の発表の中では、以前の勉強会の資料や参考文献を提示しました。 以下がその参考文献ですので、合わせてご覧いただくと良いかと思います。

Docker Compose 利用者から見た Kubernetes 開発環境構築入門 (@kkoudev)

 続いて、今回の mixi の会場を手配してくれた @kkoudev さんが Kubernetes について発表してくれました。 Kubernetes は、なかなか業務で触る機会がなく、手を動かしながら勉強するのも難しいので、とても良い刺激になりました。

Webエンジニアの常識とは? (@kuwahara_jsri)

 10分枠で @kuwahara_jsri さんが「WEBエンジニアの常識とは?」ということについて話してくれました。 僕自身は仕事上「新人や若者を教育する」という立場にありますが、WEB業界に入り立てのエンジニアが「フレームワーク」や「ライブラリ」に目を輝かせてしまい、その根底にある技術に目を向けられていないというシーンを幾度と見てきていますので、とても頷ける発表でした。

モノ作りができるエンジニアになること (@grem_ito)

 @grem_ito さんが、モノ作りができるエンジニアになることについてお話してくれました。 エンジニアリングの「手段」を学習するのも大切ですが、どんな小さな物でも、最初から最後まで作りきったという経験もとても重要だと思います。 どんどんモノを作ることに挑戦しようというメッセージが、とても良かったと思いました。  

garoonからgoogleに!(カレンダー移行) (@kamemaim)

 5分枠の1人目、@kamemaim さんの発表、Golang を駆使しながらカレンダー移行をしたお話でした。 5分では語れないボリューミーな内容をざっと紹介してくれました。 一つずつ詳しく追うことができなかったので、あとでじっくり復習したいと思います。

覚醒するアクセシビリティ (@mirka)

 @mirka さんが、「アクセシビリティとの出会い」から、アクセシビリティに対する熱い想いを発表してくれました。 「熱意」「想い」が言葉や仕草から伝わるプレゼンでした。 あっという間にその世界観に惹き込まれました。 もっともっとお話を聞きたかったです。

リーダブルコード (@ykagano)

 最後の登壇者 @ykagano さんが、コーディングの際に気をつけたいこと・守りたいことについてお話してくれました。 とても短い時間の発表でしたが、頷けるポイントがあったと思います。 ご本人も話し足りなかったようで、もっと現場でどうしているのかなどを掘り下げて聞きたい内容の発表でした。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

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  • 作者: Dustin Boswell,Trevor Foucher,須藤功平,角征典
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  • 発売日: 2012/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 68人 クリック: 1,802回
  • この商品を含むブログ (140件) を見る

2. 運営について

 さて、ここからは勉強会の運営についても振り返っておきたいと思います。

2-1. 会場について

 「WEBエンジニア勉強会」は、ありがたいことにこんなにも多くの方に申込んで頂ける勉強会になり嬉しい反面、会場探しがとても大変になってきています。 そんな中、株式会社ミクシィで働いている、僕の長くからの友人(10年以上前にmixiのコミュニティで知り合った)が、ミクシィのイベントスペースを提供してくれました。 株式会社ミクシィさん、オシャレで素晴らしい会場のご提供、本当にありがとうございました。

2-2. 次回以降に試みたいこと

 「勉強会を19:00に開始しても良いのではないか?」と言うご意見をたまに頂きますが、業務開始時刻が10:00amの企業に勤めておられる方からは「19:30からでちょうど良い」と言う声があり、19:30開始にしている経緯があります。 そんな中「前座的にLTしたい」と言う声がありました。 受付開始から勉強会開始までに、BGMとかもかかったまま軽いLTを入れるのはアリかなと思いました。

 以前から僕自身も考えてはいたのですが、飲食しながらの勉強会が良いと言う声もあります。 しかし今までは飲食できる会場を抑えることができませんでしたし、飲食をすると準備・片付けが大変になる課題があるため実施できていません。 これについては「会場」と「設営ボランティア」に依存してしまいますので難しいところではありますが、できればやりたいなと思っています。

3. 次回のWEBエンジニア勉強会は・・・

 さて、次回の「WEBエンジニア勉強会」ですが、10月末〜11月中旬のどこかの金曜日に開催できたらと思っていますが、まだ会場が見つかっていません。 会場の都合に合わせて場所と日時を決定したいと思っています。 開催が決まりましたら、公式の TwitterアカウントFacebookページ などで告知いたしますので、ぜひ SNS アカウントをフォロー頂けると幸いです。

 もし「会場を提供しても良い」「スポンサーをしても良い」という企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡頂けますと幸いです。

 引き続き「WEBエンジニア勉強会」をよろしくお願いいたします。

macOSでWindowsアプリケーションを動かす

 いつの頃からか分からないくらい前、10年以上も前から、パスワード管理ソフトウェア「ID Manager」を使っています。 ID Manager は、日本人の個人の方が開発されている Windows 向けのフリーウェアで、とても多くの利用者がいるようです。 しかし最近の僕は macOS だけで過ごしていることが多いのですが、パスワード管理ソフトウェアだけは移行できずにいます。 単純に「他のソフトウェアにデータを移行するのが面倒だから」という理由だけですが。

 そんな訳で僕は macOS 上で Windows アプリケーションを動かすソフトウェア「Wine」を利用しています。 先ほどまで2017年にリリースされた「Wine 2.0」を利用していたのですが、先ほど「WIne 3.0」にアップデートしたこともあって、良いタイミングなのでここでも紹介したいと思います。

Wineとは?

 Wine は macOS や Linux で Windows アプリケーションを動かすためのソフトウェアです。 Windows の仮想マシンを起動するのとは違い、Wine が Windows の命令セット (API) を吸収することによって .exe などの実行ファイルを macOS / Linux で直接実行できるようにするものです。 2017年に発表された Wine 2.0 では「Office 2013 を動かすことに成功した」というアナウンスがあり、バージョンが上がることに Windows API の再現性が高まってきています。

Wine の導入

 Wine の導入方法は次の記事に書いたので、ここでは省きます。 次の記事を参考にしてください。

weblabo.oscasierra.net

ID Manager を動かしてみる

 上記の導入方法で WIne 3.0 をインストールし、ID Manager の .exe を実行した結果が以下の図。

f:id:OSCA:20180819212810p:plain

 この通り、WIndows アプリケーションの ID Manager を macOS で使い続けられています。

 上の画面キャプチャを見て「フォントがダサい」と思った方がいるかと思いますが、Wine の設定をすればフォントをキレイなものに変更できるようです・・・が、僕は ID Manager くらいにしか Wine を利用していないので設定していません。 気が向いたらキレイなフォントの設定に変更してみようかな。

 皆さんも、もし macOS で動かしたい Windows アプリケーションがあれば、ぜひ Wine を試して見てください。

スマート体重計 Nokia Body+ がとても良い (製品レビュー)

 以前に書いた記事「Apple Watch Series 3 を購入して2週間たった感想」の中で、Apple Watch を購入して良かったこととして「消費カロリーに対する意識が向上した」ということを書きました。 iPhone の「ヘルスケア」アプリに Apple Watch からの様々なデータが自動的に保存されることによって、僕自身の健康意識が高まりました。

スマートウォッチは「結果」を記録してくれない

 Apple Watch により、次のような身体データが自動的に記録されるようになりました。

  • 消費エネルギー (kcal)
  • 歩数
  • 心拍数
  • エクササイズ時間

 Apple Watch をつけて運動をして「消費カロリー」が目標に達すると「今日も頑張ったなぁ!」と達成感を味わうことができて満足していたのですが、ある時大切なことに気づきました。 それは「運動したことによる結果」が記録されていないのです。 その「結果」とは、「体重」「体脂肪率」です。 これでは「運動の結果、体が改善されたのか?」がヘルスケアの記録からはわかりません。

Nokia Body+

 Apple Watch では記録されない「体重」「体脂肪率」などのデータを補うべく、iOSの「ヘルスケア」に対応したネットワーク接続可能な体重計を探したところ「Nokia スマート体重計 Body+ (WBS05-WHITE-ALL-JP)」を見つけたのでした。

 結論から言ってしまうと、この Nokia Body+ を購入したことにより、ヘルスケアアプリに体重・体脂肪率を自動的に記録することに成功し、毎日体重計に乗るのが楽しくなりました

革新的な使い心地なのか?

 iOSの「ヘルスケア」アプリでは、自動的に記録されないデータは手動でも登録することができます。 ですので人によっては「毎日体重計に乗った結果を手で入力すれば良いではないか」と思うかも知れません。 全くもってその通りではあります、僕自身も Nokia Body+ を入手するまではそうしていました。 それでも Nokia Body+ を入手できて良かったと思っています。

 もし Bluetooth イヤフォンをお使いなら、次の例えが分かりやすいかも知れません。 以前は皆さん、ステレオジャックにコードを挿すイヤフォンを使っていたと思いますが、Bluetoothイヤフォンが登場してというもの、携帯電話などにコードを指してオーディオを聴くことがなくなったかと思います。 そこで気づくのは配線からの開放感です。 たった一本のコードが無くなっただけで、もう Bluetooth イヤフォンから戻れないと思いませんか? さらに Apple の Air Pods のように完全コードレスに慣れると、首周りのコードですら邪魔に思えるものです。

 例えが分かりやすかったかは不明ですが、要は「ほんのわずかな手間が無くなった」ことだけで、今までも気軽に体重計に乗るようになったのは事実です。 ちょっとした手間が無くなったことが、とても革新的に思えました。

記録できるデータ

 Nokia Body+ により、次のデータが記録できるようになりました。

  • 体重 (kg)
  • ボディマス指数 (BMI)
  • 体脂肪率 (%)

 あまりに気軽に記録できるものですから、朝・夕・晩と、1日に何度も乗るようになりました。 そこで気づいたのは、人間はたった1日の中でも目まぐるしく体重が変化していることです。 とても興味深い発見でした。

総評

 総評としては、この Nokia Body+ にとても満足しています。 スマート機器でのヘルスケアに興味がある方には、とてもお勧めできます。

スマート体重計 Body+ (WBS05-WHITE-ALL-JP)
Nokia
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OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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