OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

macOSでWindowsアプリケーションを動かす

 いつの頃からか分からないくらい前、10年以上も前から、パスワード管理ソフトウェア「ID Manager」を使っています。 ID Manager は、日本人の個人の方が開発されている Windows 向けのフリーウェアで、とても多くの利用者がいるようです。 しかし最近の僕は macOS だけで過ごしていることが多いのですが、パスワード管理ソフトウェアだけは移行できずにいます。 単純に「他のソフトウェアにデータを移行するのが面倒だから」という理由だけですが。

 そんな訳で僕は macOS 上で Windows アプリケーションを動かすソフトウェア「Wine」を利用しています。 先ほどまで2017年にリリースされた「Wine 2.0」を利用していたのですが、先ほど「WIne 3.0」にアップデートしたこともあって、良いタイミングなのでここでも紹介したいと思います。

Wineとは?

 Wine は macOS や Linux で Windows アプリケーションを動かすためのソフトウェアです。 Windows の仮想マシンを起動するのとは違い、Wine が Windows の命令セット (API) を吸収することによって .exe などの実行ファイルを macOS / Linux で直接実行できるようにするものです。 2017年に発表された Wine 2.0 では「Office 2013 を動かすことに成功した」というアナウンスがあり、バージョンが上がることに Windows API の再現性が高まってきています。

Wine の導入

 Wine の導入方法は次の記事に書いたので、ここでは省きます。 次の記事を参考にしてください。

weblabo.oscasierra.net

ID Manager を動かしてみる

 上記の導入方法で WIne 3.0 をインストールし、ID Manager の .exe を実行した結果が以下の図。

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 この通り、WIndows アプリケーションの ID Manager を macOS で使い続けられています。

 上の画面キャプチャを見て「フォントがダサい」と思った方がいるかと思いますが、Wine の設定をすればフォントをキレイなものに変更できるようです・・・が、僕は ID Manager くらいにしか Wine を利用していないので設定していません。 気が向いたらキレイなフォントの設定に変更してみようかな。

 皆さんも、もし macOS で動かしたい Windows アプリケーションがあれば、ぜひ Wine を試して見てください。

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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