OSCAの技術ブログ

WEBエンジニアの技術ブログです。 日々の制作活動・業務の中で調査したことなどを記事にします。

WEBエンジニア勉強会 #09 を開催しました

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 09月14日(金)に、僕が主催する勉強会の9回目「WEBエンジニア勉強会 #09」を開催しました。 今回は今まで最多の160人もの方に申込み頂き、当日は70人の方が参加してくれました。 参加者の皆さま、ありがとうございました。 主催者としては「やって良かった」と言う満足感を持って終えることができました。

本稿では、そんな勉強会の内容と運営について振り返ります。

1. 勉強会の登壇内容について

申込者アンケートの内訳

 まずは、いつものように開会の際に、勉強会申込み時の「申込者アンケート」の内訳を公開しました。一問目「皆さん、どのような職種ですか?(複数回答可)」と言う問いの内訳は以下の通りでした。

職種 人数
サーバーサイド・プログラマー 91人
サーバーサイド・アプリ基盤エンジニア 14人
フロント・エンジニア 47人
フロント・デザイナー 23人
WEBディレクター / プロジェクトマネージャー 8人
インフラ・ネットワークエンジニア 19人
スマートフォンエンジニア 8人
その他 27人

 毎度の通り「サーバーサイド・プログラマー」が一番多い結果になり、二番目は「フロント・エンジニア」でした。 気になるのは「その他」が27人もおり、予期せぬ人数に「どんな人たち何だろう」と気になっております、学生さんもいたのでしょうか?

 二問目は「WEB開発を初めてどれくらいですか?」と言う問いに対する内訳は以下の通りでした。

年数 人数
0〜1年目 51人
1〜3年目 45人
3〜5年目 23人
5〜10年目 22人
10年〜 16人

 なんと申込者の3分の2が「3年目以内」の方でした。 「WEBエンジニア勉強会」は、回を重ねるごとに初心者の方が増えている傾向にあります。

WEBサイトが「できた!」と安心する前に最終チェックすること (@engineer_osca)

 まずは主催者である僕が、初心者〜中級者向けのテーマを用意して発表しました。 今回は、WEBサイトが「できた!」と安心する前に最終チェックしたいことを話しました。 30分という時間制限があったため、僕が日頃から確認していること全てをお話できた訳ではありませんが、広く浅くテーマをピックアップしてお話しました。

 今回の発表の中では、以前の勉強会の資料や参考文献を提示しました。 以下がその参考文献ですので、合わせてご覧いただくと良いかと思います。

Docker Compose 利用者から見た Kubernetes 開発環境構築入門 (@kkoudev)

 続いて、今回の mixi の会場を手配してくれた @kkoudev さんが Kubernetes について発表してくれました。 Kubernetes は、なかなか業務で触る機会がなく、手を動かしながら勉強するのも難しいので、とても良い刺激になりました。

Webエンジニアの常識とは? (@kuwahara_jsri)

 10分枠で @kuwahara_jsri さんが「WEBエンジニアの常識とは?」ということについて話してくれました。 僕自身は仕事上「新人や若者を教育する」という立場にありますが、WEB業界に入り立てのエンジニアが「フレームワーク」や「ライブラリ」に目を輝かせてしまい、その根底にある技術に目を向けられていないというシーンを幾度と見てきていますので、とても頷ける発表でした。

モノ作りができるエンジニアになること (@grem_ito)

 @grem_ito さんが、モノ作りができるエンジニアになることについてお話してくれました。 エンジニアリングの「手段」を学習するのも大切ですが、どんな小さな物でも、最初から最後まで作りきったという経験もとても重要だと思います。 どんどんモノを作ることに挑戦しようというメッセージが、とても良かったと思いました。  

garoonからgoogleに!(カレンダー移行) (@kamemaim)

 5分枠の1人目、@kamemaim さんの発表、Golang を駆使しながらカレンダー移行をしたお話でした。 5分では語れないボリューミーな内容をざっと紹介してくれました。 一つずつ詳しく追うことができなかったので、あとでじっくり復習したいと思います。

覚醒するアクセシビリティ (@mirka)

 @mirka さんが、「アクセシビリティとの出会い」から、アクセシビリティに対する熱い想いを発表してくれました。 「熱意」「想い」が言葉や仕草から伝わるプレゼンでした。 あっという間にその世界観に惹き込まれました。 もっともっとお話を聞きたかったです。

リーダブルコード (@ykagano)

 最後の登壇者 @ykagano さんが、コーディングの際に気をつけたいこと・守りたいことについてお話してくれました。 とても短い時間の発表でしたが、頷けるポイントがあったと思います。 ご本人も話し足りなかったようで、もっと現場でどうしているのかなどを掘り下げて聞きたい内容の発表でした。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

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2. 運営について

 さて、ここからは勉強会の運営についても振り返っておきたいと思います。

2-1. 会場について

 「WEBエンジニア勉強会」は、ありがたいことにこんなにも多くの方に申込んで頂ける勉強会になり嬉しい反面、会場探しがとても大変になってきています。 そんな中、株式会社ミクシィで働いている、僕の長くからの友人(10年以上前にmixiのコミュニティで知り合った)が、ミクシィのイベントスペースを提供してくれました。 株式会社ミクシィさん、オシャレで素晴らしい会場のご提供、本当にありがとうございました。

2-2. 次回以降に試みたいこと

 「勉強会を19:00に開始しても良いのではないか?」と言うご意見をたまに頂きますが、業務開始時刻が10:00amの企業に勤めておられる方からは「19:30からでちょうど良い」と言う声があり、19:30開始にしている経緯があります。 そんな中「前座的にLTしたい」と言う声がありました。 受付開始から勉強会開始までに、BGMとかもかかったまま軽いLTを入れるのはアリかなと思いました。

 以前から僕自身も考えてはいたのですが、飲食しながらの勉強会が良いと言う声もあります。 しかし今までは飲食できる会場を抑えることができませんでしたし、飲食をすると準備・片付けが大変になる課題があるため実施できていません。 これについては「会場」と「設営ボランティア」に依存してしまいますので難しいところではありますが、できればやりたいなと思っています。

3. 次回のWEBエンジニア勉強会は・・・

 さて、次回の「WEBエンジニア勉強会」ですが、10月末〜11月中旬のどこかの金曜日に開催できたらと思っていますが、まだ会場が見つかっていません。 会場の都合に合わせて場所と日時を決定したいと思っています。 開催が決まりましたら、公式の TwitterアカウントFacebookページ などで告知いたしますので、ぜひ SNS アカウントをフォロー頂けると幸いです。

 もし「会場を提供しても良い」「スポンサーをしても良い」という企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡頂けますと幸いです。

 引き続き「WEBエンジニア勉強会」をよろしくお願いいたします。

OSCA

初級WEBプログラマー。 Java, PHP を利用したアプリケーションを開発しています。 写真も好きで一眼レフを持って散歩するのが好き。

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